
月桃とは、亜熱帯地方で見られるショウガ科の多年草芳香植物です。葉の長さは40~60cmほどで三日月のような形をしており、咲く花はまるで桃の実のようです。そのため「月桃」と命名されたと言われています。葉に独特の爽やかな芳香があるのも特徴の1つです。宮古島では「サニン」とも呼ばれ、琉球時代から愛されている代表的な薬草です。
月桃の葉を使った沖縄の伝統行事
旧暦の12月8日には、月桃の葉を使った沖縄の伝統行事が行われます。それが「カーサームーチー(鬼餅)」です。黒糖や紅芋などを餅粉に混ぜて練り上げ、これを長方形にして月桃の葉で巻き、蒸していただきます。家内安全や無病息災、子どもの健康や安全を願って行われる行事です。
昔は餅を包んで軒下に一年吊していた時期もあるほどで、殺菌や防虫、防カビなどに優れていることから、餅の保存剤としても最適でした。今でも衣類タンスに乾燥した月桃の葉を入れ、防虫・防カビ剤として利用する方も多くいらっしゃいます。
美容業界や環境面で注目を集める月桃
こうして優れた特性を持つ月桃は、美容室やエステなどの美容業界からの注目度も高いです。肌の悩みやトラブルを全体的にカバーできるのも魅力の1つで、月桃エキス配合の化粧品やオイルなどが数々販売され、話題となっています。
満月の日にのみ採取した月桃から作られた月桃アロマオイル
宮古島でこだわりを持って作られている宮古月桃の月桃アロマオイルは、丁寧に丁寧にむきあい、満月という最もエネルギーの高い時に葉を収穫し作る為、香りの粒子がとても細かく、他のオイルとは全く違う繊細さが感じられます。
ぜひ、この貴重なオイルでのロミロミを受けに来られてください。
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ワインの34倍ものポリフェノールが含まれ、抗酸化作用が高いので、オイルとして体に塗るのもいいですし、ハーブティーにして、飲んでいただいても良いです。さらに、二酸化炭素を多く吸収する植物であることも分かっており、地球環境に良いエコロジーな植物としても話題です。